悪化したんじゃないかと思った・・・

ギランバレー症候群は順調に回復しましたか?
悪化しないか不安です。

ギラン・バレー症候群になって3か月ぐらいに一度症状が悪化したんです。今回はその時のことについて書きたいと思います。

もくじ

気になるワード「再燃」

ガイドラインの図↓にもあるこの言葉

再燃ってなんやねん

再燃とは、治療中にまだ治っていない段階で、一度良くなった症状がまた悪化することです。

 文献によると、
ギランバレー患者の10%は治療後一旦改善しますが、症状が悪化する再燃(治療関連変動)になるとの事でした。

主治医の先生にも、これに近い説明を受けました。

たまに症状が悪化するけど、気にしなくても良くなるからと

もともと図に加えた赤字のように、症状にはゆらぎがありました。

単純に回復する兆しがないため、先の見えない不安になってきます。

私が感じた再燃?

ギランバレー症候群になって3か月たったころ、明らかに調子を崩しました。

急に力が入らなくて、一瞬再発かなって思うくらいでした。

そのあとまた回復しましたが・・・・

例をあげると、
片脚立ちが20秒出来たのに、急にふらついて出来なくなりました。

足に力が入りにくくなって、歩きにくくなりました。

すごく悪化したわけではないのですが、なんとなくいつもと違います。

でもしびれや感覚の鈍さはいつもと同じなんです。

それが2,3週間続いた後、いつの間にかいつもと同じ感じに戻りました。

一時的に力が入らなかった理由

痺れや感覚障害はいつも通りでしたので、運動神経が怪しいとにらんでいました。

これは個人的な見解になりますし、専門家向けに書かせていただきます。

(きっと困ってらっしゃる方がいますので、ぜひ専門家の方にご検討いただければと思います)。

私が考えたのが、「脳卒中の運動麻痺回復ステージ理論」と似たようなメカニズムが働くのではと推察しています。

ギランバレー症候群 リハビリ

急性期は脳が皮質脊髄路をとにかく興奮させて、筋出力の維持を試みて(1stステージと同じ感じ)

時間とともに運動神経の過剰な興奮が収まった結果、
その命令は弱まり、急に筋出力の低下が出現したのではと勝手に推察しています。(2nd~同じ感じ)

ギランバレー症候群は末梢神経のダメージにより、運動神経の命令を送りにくくなります。

例えると

①電気ケーブルが傷み、電流が流せない状態です。

②脳は一時的に電気が通るところを使うなど、代替え手段を使い、何とか電流を流そうとます。

➂時間とともに代替え手段をしなくなる=再燃

④本来の神経の回復とともに電流を流し始める

もちろん免疫系の要因も考えられますが、こんな感じで考えていました。

といっても個人的な見解ですので、いつか「再燃」のメカニズムや予防や治療がわかると嬉しいです。

悪化したのか確認する方法

話しは変わって、

元々ガンマグロブリンの治療を受けて、速攻で良くなったって感じはなかったので、変化が分かるように日記をつけていました。

といっても書くのは大変なので、携帯につぶやいただけ。。。(音声入力です)

1か月前や2週間前の状況と比較することで、悪化に対する不安が、少し和らぎました。

私は軽症といわれましたが、それでも年単位の回復になっています。

あせらず長期で考えるようにしました。

ぜひ同じように、悪化したかなとか、回復したかな??

と不安に思う方は記録することをおススメします。

そして主治医の先生とご相談してみてください。

長くなってしまって申し訳ないですが、最後に一言。

もし再燃した時に、筋力が低下したからといって、最大筋力の改善を図るようなアプローチは、ナンセンスだと思っています。

(廃用症候群と安易に決めた事例があったので)
ぜひリハビリを指導される方には、ご検討をお願い申し上げます。

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