入院中一番つらかったのは何ですか?
身体が動かないこともつらかったですが、一番は痛みです。
ギランバレーは痛い病気
ギラン・バレー症候群というと、「主に筋肉を動かす運動神経が障害され、四肢に力が入らなくなる病気のこと。」
ウィキペディア(Wikipedia)に書かれています。
話しがそれますが、この記事はギランバレー症候群の事が詳しく書かれていてわかりやすいです。
多分脳神経内科の先生が書いてくださったのではと、勝手に想像しています。
よかったらご覧ください。
話しを戻しますが、ギラン・バレー症候群=力が入らないというのが一般的です。
でも私が一番困ったのは「痛み」になります。
ギラン・バレー症候群は痛い病気でした。
そもそも「痛い」ということが、医学書に大々的に書かれていません。
のちにギラン・バレーの方にお会いしたりお話ししますが、「痛み」や「しびれ」がつらいという方も割と多いです。
5種類の痛み
病気になってすぐ腰の痛みが始まって、その後もずっと色々な痛みがありました。
しかも痛みどめがあまり効かない。。特に夜は痛いので眠れませんでした。
痛みが1つならまだ我慢できるのですが、5種類もありました。苦笑
私は理学療法士といって、リハビリの専門職で痛みを解消することも仕事の1つです。
ですので痛みについては、原因から対策まで詳細に考えていました。
ここからマニアックな説明しますが、よかったらご覧ください。
痛みに関わる医療従事者の方の参考になって、困っている方の少しでもお役に立てればと思っています。
神経のダメージや回復によるしびれ
「ズキズキ」系の痛み、特に夜になると強くでていました。
病気になった直後は腰背部の異常収縮の痛みと「Lhermitte徴候」のような痛みがありました。
徐々に収縮の頻度は減り痛みと後は「チリチリ」とした神経系の痛みが全身にありました。
その後手足の「灼熱痛」のような痛みに変化していました。
異常感覚による痛み
「アロディニア」によるものです。バリバリの専門用語。。。
「アロディニア」は簡単に説明すると、異常感覚です。
感覚神経が「触った」ものを「痛い」と誤認識するため、触ったものを痛く感じます。
私の場合1か月以上?、忘れてしまいましたが続きました。
お布団が顔に当たると痛かったり、ズボンの裾が触れると痛かったです。
神経が硬くなったことによる、動いたときの痛み
神経浮腫と滑走性低下による神経系の痛みがありました。
特に初期は関節の拘縮を改善されるため、リスクに配慮しつつ限界まで伸張等のアプローチをかけましたので「痛い」という感じでした。
もちろん情動面のコントロールもしながらですが。。。
はい。専門家向けはここまでです。
もう少し簡単に書くと、ギランバレー症候群は末梢神経がダメージを受けます。
神経は筋肉ほどではありませんが、動きとともに伸び縮みします。
それがダメージによって、神経が伸び縮みしにくくなり、動かすと神経が引っ張られたような痛みがでていました。
筋肉痛
下にまとめてみました。
ずっと同じ姿勢で寝ていたことで始まったしびれ
これはこちらの記事をご覧ください。
全身の筋肉痛がひどい
入院中後半からは、筋肉痛が強く出るようになりました。
少しずつ歩くようになったからだと思います。
特に歩行器を使うと、足だけでなく腕、肩、腹筋の筋肉痛がでました。
おそらく動員される筋が多くなるからです。
後は起きているだけで、自分の頭が重く、首周辺筋が筋肉痛になっていました。
自分の頭を支える筋力がなかったからです。
ですので食事はベッドを上げて、枕で体の負担を減らしながら食べていました。
電動ベッド、最高
この頃はめっちゃ活用していました。
それでも1回で食べる力はないので、途中休憩しながら食べてました。
ちなみにそのあとは1時間ぐらい休憩??昼寝?二度寝してました。
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この頃の様子やリハビリをまとめてたnoteがあります。
動画になっているので、よかったらご覧ください。