GBS入院中リハビリ⑥筋トレの代わり

リハビリで筋トレしないで、何をしたのですか?

力をつける練習はしませんでしたが、体を動かす練習をしました

えっ?それって筋トレじゃないの??

微妙に違うんです。
弱い力で効率よく動かす、動かし方の練習をしたんです。

もくじ

爪が割れても全然わからない足

入院中は一番症状が重い状態でした。

靴がうまく履けなくていつの間にか小指の爪が割れたのですが、全く気がつきませんでした。

なんとか目で見ながら動かすと、足先の動きは少しありました。

けど自分の足ではないような、とても不思議な感じです。

これは重度の感覚障害です。

このころは膝から下の触っている感覚は、ほぼありませんでした。

感覚が分からなかったり、自分の足が自分のものでないときは、体を動かすことは難しくなります。

専門用語でいうと運動の主体感が乏しい状態です。

運動の主体感とは自分が運動を行っている本人(主体)であるという感覚です。

まずはそれを取り戻すリハビリをしました。

自分の足を取り戻す

具体的には、関節の動かし方を思い出すトレーニングです。

自分の足を動かすことを意識運動の主体感を得るようにしました。

ギランバレーは脳がダメージを受けていないので、そこを活用する作戦です。

感覚を戻す方法書いたものと似ています。

神経再教育の方法

①最初に動かし方をイメージする
②まず動かしやすいほうの足から、目で見ながら力が入る範囲だけ動かす
➂2、3回を動かす
④そこで無理せず休憩する

こんな感じで少しずつ筋肉に力を入れる練習をしました。

筋力が弱いから、単純に筋トレをするのではなく

まずは動かせそうな神経筋から刺激を与え、動かし方を覚えさせました。

また動かなくても、イメージすることで脳が活性化し運動神経に命令が送られます。

そのことで神経系の回復促進へつなげていきました。

動かなくてもイメトレは大事!!です。

あとは気合をいれる

後は立つ時とか、歩き始めとか、動かすのが大変な動作では
「よいっしょ」 と小さく掛け声を出しながら行いました。

これはシャウト効果というものを利用しています。

気合いが入ると力が入りやすいのですよね。

「よいっしょ」って声を出すことによって、筋肉に刺激が入るんです。

こういったもの使って、筋肉を使わせていました。。

さすがに室伏選手みたいな声は病院で出せないので、ちょっとだけ小声でしたけど。笑笑。

まとめ

私の場合、リハビリでは筋トレではなく神経筋再教育を行いました。

方法としては、動かし方をイメージし、動かしやすい方の足から始め、少しずつ筋肉に力を入れることが重要です。

また、動かなくてもイメトレや、小さく掛け声を出すことで気合いを入れ、筋肉に刺激を与えるシャウト効果も使っていました。

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